2019年3月4日 セメント新聞 セメント協会 生産性向上と維持管理 コンクリートセミナー開催 2分野で5講演実施 | プレスリリース | プレス情報 | 近未来コンクリート研究会は、インフラを適切に維持管理することを推進する支援をするとともに、これから建設されるコンクリート構造物を長寿命化するための研究を行います。

プレス情報

2019年3月4日 セメント新聞

セメント協会
生産性向上と維持管理
コンクリートセミナー開催 2分野で5講演実施

2019年3月4日 セメント新聞 セメント協会 生産性向上と維持管理 コンクリートセミナー開催 2分野で5講演実施 | プレスリリース | 近未来コンクリート研究会
 セメント協会は7日、香川県高松市で第308回コンクリートセミナー・「これからの時代に求められるコンクリート技術の展望」を開催した。「生産性向上と維持管理の2分野に焦点をしぼり」(朝倉秀明セ協コンクリート普及専門委員会委員長)5件の講演を実施。約120人の参加者は「技術の現状や課題解決の方策、今後進むべき方向性」(同)について知見を深めた。
[5件の講演要旨は次号掲載予定]
 冒頭、主催者を代表して朝倉委員長があいさつ。「少子高齢化の進行によって、あらゆる産業で人手不足が問題となっており、建設業界も喫緊の課題となっている」とし、この課題を克服するため国土交通省はコンクリート工の生産性向上など「i-Construction」に取り組んでいることを紹介した。さらに高度経済成長期に建設されたインフラの老朽化が顕在化しており「安全・安心・快適な社会の構築に危険信号がともっているとの指摘がある」と述べ、維持管理の仕組みづくりや新技術の導入が図られていることにも言及した。こうした課題に対して、コンクリート技術を展望し課題解決の方策を探るためコンクリートセミナーを開催すると趣旨を説明した。
 5件の講演はまず生産性向上に関して、石橋忠良JR東日本コンサルタンツ技術統括・東日本旅客鉄道顧問が「コンクリートの生産性向上と品質確保」、坂田昇鹿島土木管理本部土木技術部長が「コンクリート施工における生産性向上技術」を講演。続いて維持管理に関しては岡崎慎一郎香川大学准教授が「四国におけるインフラの維持管理と新技術の実装への取り組み」、門田直行西日本高速道路メンテナンス中国社長が「高速道路資産の点検から保全の現状と今後」、十河茂幸近未来コンクリート研究会代表が「コンクリート構造物の延命化の課題と展望」をそれぞれ解説した。