2022年09月06日  2022年度 第2回 M協議会 | 延命化のための維持管理技術協議会(M協議会) | 協議会 | 近未来コンクリート研究会は、インフラを適切に維持管理することを推進する支援をするとともに、これから建設されるコンクリート構造物を長寿命化するための研究を行います。

2022年度 第2回 延命化のための維持管理技術協議会(M協議会)
2022年9月6日

対面参加:15名
WEB参加: 7名

M協議会(RC構造物の延命化技術研究協議会)の議論

十河茂幸 代表

 極東興和株式会社部長の江良和徳氏を主査として、RC構造物の延命化技術研究協議会が参加者23名(うちオンラインでの参加6名)で協議がはじめられた。
冒頭で江良主査から、M協議会ではこれまでに多くの議論がなされたことを紹介され、「小規模橋梁の簡易点検要領(案)」を活用した社会実装のこれまでの成果と今後について、広島県土木協会の甲斐氏から説明があり、これに対して多くの議論がなされた。具体的には、点検と診断、その結果として補修を行う上での資格者要件の在り方などが議論され、コンクリート診断士の役割が重要との意見が出された。今後、社会実装に対して、協議会の専門家のアドバイスを受けたいとの協力要請もあった。
また、福井県から参加の坂田正宏氏から、「北陸地方の短支間長の橋梁に対する維持管理の手引き」が紹介され、福井大学の鈴木啓悟准教授のコメントやそれに関する論文などに対して意見交換が行われた。今後のM協議会では、予防保全を目的とした点検と簡易で安価な延命化対策技術を研究することで、社会に貢献することが合意され、あっという間の2時間であった。

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配布資料0_議事次第2022906.pdf

配布資料2~5 北陸地方の標準的な維持管理の手引き(案)H31.pdf

配布資料 「簡易橋梁点検による点検結果と橋梁補修について」【広島県土木協会】 2in_Part1.pdf

参加者からの所見

2.M協議会
 断面修復について、対象とする面の全面修復にするか、部分修復にするか、について、
自分なりに整理が不十分であることが、認識できた。海からの塩化物イオンか、
凍結防止剤からの塩化物イオンか、対象とする面の何割くらいが塩化物イオン濃度が
高くなっているかなど、その構造物ごとの環境をみて、診断することの
重要性をあらためて、考えた。