2023年03月07日  2022年度 第4回 M協議会 | 延命化のための維持管理技術協議会(M協議会) | 協議会 | 近未来コンクリート研究会は、インフラを適切に維持管理することを推進する支援をするとともに、これから建設されるコンクリート構造物を長寿命化するための研究を行います。

2023年度 第4回 延命化のための維持管理技術協議会(M協議会)
2023年03月07日

参加者:会場に13名 オンライン12名 
 

M協議会の議論

十河茂幸

議事内容:
極東興和株式会社部長の江良和徳氏を主査が務め会議を進めた。参加者25名(うちオンラインでの参加12)で協議がはじめられた。
まず、小規模橋梁の簡易点検要領(案)を活用した社会実装を行ったことが紹介された。対象の構造物は、廿日市市と大竹市の2橋で行い、広島県土木協会の甲斐氏が作成したビデオを見ながら、予防保全としては、中性化深さと塩化物イオン量の測定が必須であり、中性化による鉄筋腐食を評価するにはかぶり厚さの測定を行う必要があると協議会メンバーの峯松昇司氏から説明があった。また、ひび割れの把握には、橋梁の洗浄が必要で、これらを実施した結果から劣化診断を行い、補修方法を提案しなければならないと、参加者の意見の一致を見た。今回報告した調査結果は、速報として現場でメモされた内容であり、今後整理したのちに協議会で紹介したいとの説明があった。
次に、点検要領は改訂を予定されているが、「小規模鉄筋コンクリート橋梁の予防保全を目的とした点検要領(案)」として新規に作成する予定との説明があり、目次構成を示した。これに対して、補修を前提としたものが欲しいとの意見があり、さらに検討することとなった。

近未来コンクリート研究会は、今年の総会は6月6日あるいは6月20日に開催される予定であり、2023年度も同様の内容で年間4回程度の協議会を開催する予定である。


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