2024年1月16日  2023年度第2回 C協議会 | 初期ひび割れ協議会(C協議会) | 協議会 | 近未来コンクリート研究会は、インフラを適切に維持管理することを推進する支援をするとともに、これから建設されるコンクリート構造物を長寿命化するための研究を行います。

2023年度 第2回 初期ひび割れの抑制技術研究協議会(C協議会)
2024年1月16日

対面参加者: 14名
WEB参加者: 7名

2023年度 第2協議会(初期ひび割れ抑制技術研究協議会)

C協議会(初期ひび割れ抑制技術研究協議会)の議論
十河茂幸 代表

代表の十河茂幸の新年の挨拶のあと、3つの協議会と特別講演が行われた。仔細は次の通りである。
C協議会(初期ひび割れ抑制技術研究協議会)が10時~開催された。
主査を務める広島工業大学工学部竹田宣典教授の代理として代表の十河茂幸が協議を開始した。参加者は、産官学の21名(内オンラインでの参加7名)であった。
会議では、まず、前回の議事録(案)の確認の後、次の内容で協議を進めた。
①初期ひび割れの発生メカニズムから考えると、乾燥収縮はスランプを小さくすればよいわけではなく、また単位水量を小さくすればよいとも言えない。これらの評価は間接的に乾燥収縮を小さくできるが、絶対値ではなく、乾燥収縮率そのものを小さくしなければ乾燥収縮ひび割れ抑制できないことがデータで示された。また、自己収縮を乾燥収縮率として捉える試験方法に問題があるとの指摘もあった。
②初期ひび割れのうちの温度ひび割れの抑制に対して、単位水量を低減すると間接的に単位セメント量を低減できることが温度上昇を抑制することに繋がり、化学混和剤の使用が効果的で、フライアッシュを結合材として評価することも抑制効果につながるとの見解が示された。これには発注者の理解とコストの問題を解決する必要があるとの意見があった。
③沈下ひび割れに対して、耐久性の確保を目的としたPコンの使用は、ブリーディングの抑制がなければ逆効果となるとの指摘もあった。これについては、次回以降で検討することになった。

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