2025年2月13日  2025年度第3回 CⅡ協議会 | 協議会 | 近未来コンクリート研究会は、インフラを適切に維持管理することを推進する支援をするとともに、これから建設されるコンクリート構造物を長寿命化するための研究を行います。

2024年度 第3回 コンクリートの施工性改善技術研究協議会(CⅡ協議会)
2025年2月13日

対面参加者:17名
WEB参加者:4名

2024年度 第3回 コンクリートの施工性改善技術研究協議会(CⅡ協議会)

CⅡ協議会(コンクリートの施工性改善技術研究協議会)の議論
十河茂幸 代表

広島工業大学環境土木工学科の竹田宣典教授を主査として開催された。
今回は、コンクリートの打継目の処理のあるべき姿を追求することが議題として取り上げられた。竹田主査より、土木学会コンクリート標準示方書に示される「打継目処理剤」は超遅延剤を主成分とする薬剤で、レイタンス処理を翌日あるいは翌々日に遅らせることで施工性改善が図られる効果がある。一方、「打継処理剤」はレイタンス処理をしないで、固めて打ち継ぐ方法で、施工性改善を目的に作られた薬剤であることが紹介された。まったく異なる方法による施工性改善の試みではあるが、後者の「打継処理剤」は、事前の試験や信頼できるデータを基に使用の可否を検討しなければならないので、注意が必要であるとの説明があり、無筋コンクリートではせん断抵抗が取れない可能性が指摘された。
なお、今後のテーマとして、㈱まるせの砂田栄治氏より「生コンの後添加型流動化剤増粘タイプ」の使用を検討する実験の希望が出され、施工性の改善に効果がある可能性があれば広島工業大学で実験を行うことを検討することとなった。次回は、ほかの施工性改善の課題を提案されれば、情報を整理して議論することになった。
参加者21名(WEB参加を含む)

写真掲載

2025年2月13日  2024年度第3回 CⅡ協議会 | 協議会 | 近未来コンクリート研究会
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